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☆こちらは絶対可憐チルドレンの私設ファンサイトという名の妄想垂れ流し二次創作サイトです。 ★原作者・出版社・テレビ局・アニメ制作会社等とは一切無関係です。女性向け、腐った妄想垂れ流し注意。☆少佐と愉快な仲間達(幹部3人)を愛でるサイト。葉の可愛さにやられた。兵葉推進してますよ!妄想CP:真木×兵部、真木×葉、兵部×葉、葉×兵部、幹部と少佐を愛でたいです。葉受けが好きかもしれない。何あの可愛いツンデレ。
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真木×兵部×葉です。
今日はそろそろおしまい。余裕があったらまた明日更新します。

向こう見ずな10の危険
        1ハイリスク・ノーリターン
        2標準装備武器は”無鉄砲”
        3明日のことは明日考えるから
        4不審なものにはとりあえず頭からつっこんでみるべし
        5馬鹿が感染したらしい
       →6君の良い所でもあるけれど

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「ねー、少佐。ちゅーして?」

葉はいつものリビングのソファに兵部を見つけるやいなや、テレポーターもかくやというスピードで(むしろほんとうに瞬間移動したようにも見えた)、ふわりと浮かびあがって大好きな養い親に体当たりをかました。

葉にのりあげられ、どしん、とソファに押し倒されたかたちになった兵部も、たいして機嫌を悪くしたようでもなく

「しょうがないなぁ葉は」

などといって癖のある明るい色の髪を優しく梳いて頬にキスを落とす。
「もっと」と強請る子供のわがままに答えるように優しく啄むように何度も。

それを端から見ていた真木は、ひくりと眉をつりあげ葉を睨んだ。

「おい葉。少佐はリーダーなのだから、それでは他のものに示しがつかないだろ?」
「真木さんのケチー」

葉は口を尖らせて、真木を見やった。
この仕草もこの口調も、ケチという不本意な台詞まで、どこかの誰かにいつか言われた言葉とかぶるのだが、と思うが気にしないことにする。
気にしたら負けだ。それよりも、聞き捨てならない言葉がある。

「真木さんもしてほしいなら素直に言えばいいんだよ。な、少佐?」
「ああ、それはいいね。真木、葉みたいに素直におねだり出来たらキスしてあげるよ?」

示し合わせて悪戯をする、子供みたいな2人。
もっというなら共犯者。それも最高にタチの悪い愉快犯だ。

「……知りませんよ。勝手にしてください。俺は部屋に戻ります。やらなきゃいけない仕事が残ってるんで」

言うなりリビングの入り口に向かう真木。
を引き留めたのは兵部のサイコキネシスだった。

グギギギギギギ、と骨の軋むような音がして真木が首だけで振り返る。

「な、なんですか、しょうさ」
(うわ、あれ絶対首むち打ちになるよ真木サン)

「ほおお。いい度胸だな、真木。僕がせっかくキスしてやるってのに。こっちにおいで?」

表情だけはこの上なく天使のような微笑みを浮かべて。
葉を抱きすくめたまま手招きする兵部。もちろん見えない力の強制連行だ。

「い”…いやです!!」
「真木さーん、あんま頑張ると筋肉痛になりますよー」
「ほら、おいで。早く楽になっちゃえよ」
「なー?」

もう本来の意図は半ば忘れ去られ、くすくす笑う2人もとへ、見えない力で引き寄せられる。
力でかなうはずもなく、とうとうあきらめた真木はぜぇはぁと荒い息をついてソファの前にへたりこんだ。
顔もあげずに言い募る。

「そんなに遊びたいのなら葉とすればいいでしょう。ただ、葉はまだ子供なんだからあまり無茶させないでやってくださいよ」
「心外だね、僕が誰彼かまわない色情狂みたいに言わないでおくれよ。それに子供はおまえだろ?いや、捨て台詞をはいて出て行こうとするなんて、子供でもやらないな」

子供、となじると、ようやく真木は兵部のほうを向いた。
真木の顔は、ほんのりと赤くそまっていた。いたくプライドをきずつけられた、というような顔。

「素直になりなよ」
「いいです、ってば!やめてください!やめろ!」
「お。あと3センチってとこ?」

しかしそれきり真木は口を堅く引き結び、黙りを決め込むようだった。兵部と葉がいくらからかっても真木は目を閉じ口を閉じ、一切戯れには反応しない。
ソファの背もたれに頬杖をつく葉がにやにやと真木と兵部を見守る中、

「じゃあ最終手段」

兵部の白い指先が、真木の鼻を摘んだ。
もちろん見た目通りのか弱く白い指ではなく、サイコキネシスでがっちり固定済みである。

「ほら、何かいいなよ」

数十秒耐え抜いた真木がさすがに息苦しさにたまらず口を開くと、そのすきに兵部が真木の咥内に指を押し込んだ。主の指を噛むわけにもいかず真木が緩く唇を開いた。

「こんなことしなくても、俺は……。でも、それを俺がいうわけに、は」
「素直じゃないけど、ま、及第点かな」

赤くなった真木の鼻を、兵部はぴんと指先で弾く。

「少佐、こんな頑固ものほっときましょーよー。俺が気持ち良くしてあげるからー」
「おまえは正直すぎなんだよ、葉」

苦笑混じりに二人の頭を順番に撫で、同じように順番に唇にキスをする。
だいぶ成長しすぎた子供たちは、ものすごく複雑そうに顔を見合わせたのだった。

 

君の良い所でもあるけれど
(手をやかされるのも幸せのうち)




――――



あ、二人が顔をしかめたのは間接キスのせいです。
お気に召したらぽちっといただけたら嬉しいですv



 

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