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☆こちらは絶対可憐チルドレンの私設ファンサイトという名の妄想垂れ流し二次創作サイトです。 ★原作者・出版社・テレビ局・アニメ制作会社等とは一切無関係です。女性向け、腐った妄想垂れ流し注意。☆少佐と愉快な仲間達(幹部3人)を愛でるサイト。葉の可愛さにやられた。兵葉推進してますよ!妄想CP:真木×兵部、真木×葉、兵部×葉、葉×兵部、幹部と少佐を愛でたいです。葉受けが好きかもしれない。何あの可愛いツンデレ。
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シューマンのトロイメライについて調べたら、何かすごく妄想かきたてられる曲名がずらっと並んでた!トロイメライは「子供の情景」という一連の楽曲の一つなんですね、知らなかった。これ絶チルのお題にちょうど良さそうな!というわけでこれで幹部話書いてみたいなー。既にこれをお題に誰かとネタかぶってたらすみません。というか皆様やるとよろしいよ!

『子供の情景』

1.見知らぬ国と人々について  Von fremden Landern und Menschen(ト長調)
2.不思議なお話              Kuriose Geschichte(ニ長調)
3.鬼ごっこ                  Hasche-Mann(ロ短調)
4.おねだり                  Bittendes Kind(ニ長調)
5.十分に幸せ                Gluckes genug(ニ長調)
6.重大な出来事              Wichtige Begebenheit(イ長調)
7.トロイメライ(夢)        Traumerei(ヘ長調)
8.暖炉のそばで              Am Kamin(ヘ長調)
9.木馬の騎士                Ritter vom Steckenpferd(ヘ長調)
10.むきになって             Fast zu ernst(嬰ト短調)
11.怖がらせ                 Furchtenmachen(ホ短調)
12.眠りに入る子供           Kind im Einschlummern(ホ短調)
13.詩人は語る               Der Dichter spricht(ト長調)

これをお題にパンドラ話やりたい!
ということは今回とあまり関係なく、
アニメ50話のねつ造、白衣真木×ロリ兵部です。あとちょっと兵部×葉
一個下にサイコダイブな皆本×賢木妄想いっこおいてます。
でもいつかやる。

子供の情景

拍手[5回]






ぴーぷーぷーと間の抜けた音が学舎の静かな廊下に響いている。
黒髪の少年はその音に誘われるように、音楽室の扉に手をかけた。
からり、と引き戸が開く。
柔らかなリコーダーの音がふいに途切れた。

「あ、少佐。どうしたの?」

机に腰掛け笛を吹いていた藤浦葉は、突然の闖入者に顔をあげた。
葉の目には、黒髪の少年がかすかに眉を歪めたように見えたのだが、窓から降り注ぐ光線の悪戯だったのかもしれない。
あるいは、メロディアスなトロイメライが鳴り止んだことを惜しんだだけの感傷。

「誰か探してるんすか?」

葉は黒髪の少年を「少佐」と呼んだ。
少年の名前は兵部京介。80を優に過ぎているが、今はほんの10才をすぎたくらいの幼い子供にしか見えなかった。兵部はそのあどけない外見に似合わない不遜な態度で葉を手招く。
葉は首を傾げながらふわりと浮かび上がり、それでも素直に兵部の元に降り立った。少年はそんな葉の鼻先を軽く指で弾いた。

「おいおい、僕が人捜しをするわけないだろ。君たちの思念波なんてすぐに捕まえられる」
「ふうん、じゃあなんでここに?少佐は、今あのガキどもに交じって授業に潜り込んでるんだろ?何が目的だか知らないけど」
「ちょっと、休憩。葉の笛の音が聞こえてきたから」

葉は即座にその言葉の意味を頭の中で反芻し、その意味に到達すると双眸を綻ばせて笑った。
手の中でくるくると棒状の楽器を回す。

「あははっ。小っちゃい少佐、とっても可愛いッス」
「わっ!やめろって!」

黒髪の少年を抱き上げ、ぎゅうぎゅうと抱きしめる。それにも飽きると、今度は艶やかなおかっぱ頭の黒髪に指を通した。

「髪、さらさらッスね。やっぱいつもの銀髪は白髪で痛んでるとか?」
「んなわけないだろ。てゆうか、これ、ヒュプノの幻覚だし」
「でもそうは見えない。んー、それに、良い匂いもする気がする。子供の……ミルクみたいな匂い」

葉は抱きしめた兵部に、くん、と鼻先を埋め、額にキスをする。
兵部はわずかに頬を染め、手を振り払おうと腕をあげたがすぐに力を抜いてまたあの哀しげな色を浮かべた。

「どうしたの?少佐。さっきから何か変だよ」
「葉が吹くのやめちゃうからさ。もっと聞いていたかったのに」
「だって俺どっちにしろ途中までしかしらないし」
「それでよく音楽の教師を選んだな」
「だって算数とかはもっとわかんないもん」

ぷぅーと頬を膨らませ唇を尖らせる子供のようなしぐさは、笛を吹く時の様子に良く似ていて、兵部は「やっぱぴったりかもね」と笑った。

「じゃ僕が吹いていい?」

言いながら、兵部は即席の音楽教師から笛を奪う。

「あ、ちょ、ちょっと!」

葉が手を伸ばすがもう遅い。
兵部は奪った笛でぷぴぴーと軽やかなメロディを奏でていた。

「あー……」

葉は力なく項垂れた。
何故か頬を朱く染めていたことには、葉の笛を吹くことに夢中になっている少年はついぞ気付くことはなかった。

「んんっ。やっぱこれ難しいな」
「もうイイでしょ、返して」
「しっかりあの子たちの相手してやってくれよ」
「ハイハイ。ったく気紛れなジジイなんだから」

いつもならここで「ガキ」だとかなんだとか老獪な見た目だけは子供のご老人からツッコミが入るのだ。
そこまでが気心の知れた二人のコミュニケーションなのだが、今日は葉が顔をあげると、いつも以上に真摯に自分を見つめる切れ長の黒水晶のような瞳が葉を見つめていた。

「ありがとう。頼んだよ、葉」
「……うん」

こくこく、と頷いてみせる葉の頭に、兵部は「良い子だね」と手を置く。
見た目だけなら少年の倍近くある葉の頭を撫でるその手つきは、親が子供にするように優しげだった。

 

――――


「あら、少佐。ずいぶん可愛いじゃない。ほら、真木ちゃんも見とれてないでなんとか言ったら?」
「……言葉も出ないのは別の意味だ」

次に兵部京介が訪れたのは、保健室だった。
そこには、よくにた白衣を身につけた真木司郎と加納紅葉の二人がいた。似た白衣を身につけた長身の二人がこうして揃っていると、なかなかサマになることは兵部も心の中でこっそりと認めた。

「さっきも葉に言われたよ。そんなに変かい?」
「ううん、よく似合ってると思うわ」
「君も似合ってるよ、紅葉」

兵部はいつもの彼女なら滅多に履かないミニのタイトスカートに、珍しそうに目を細めた。
組み替えた長い脚の間が作る隙間はずいぶん魅力的なデッドスペースである。
紅葉は兵部の背丈にあわせかがむと、兵部の耳元で悪戯っぽく囁いた。

「少佐、真木ちゃんに襲われないよう気をつけてね。さすがにこの年だと犯罪になっちゃうわ」
「なっ……!」

慌てて振り返ったのは真木だ。手にした珈琲カップを取り落としそうになっている。

「ははっ、それはいいな。いつも僕のこと変態とかロリコンジジイとか言ってるからいい気味だ。真木に犯罪者になってもらうか」
「あれは葉が勝手に…!俺は言ってませんからね?!ていうか、少佐にそんなことしませんからね?!」
「ムキになって否定するのが余計怪しいのよ」

紅葉はひらりと手を翳すと出口に向かう。

「紅葉どこへ?」
「ここ、ベッドもあるしちょうどいいじゃない。真木ちゃん、あまり少佐に無茶させちゃだめよ?」

じゃあね、と手を振り保健室を出て行く紅葉を見送り、兵部はくるりと真木に向かい合った。

「だって。真木センセー?」
「やめてください少佐」

頭を抱えて蹲る真木が見たのはとてつもなく凶悪で可憐な笑みを浮かべる兵部だった。

「いいじゃん。たまにはこういうシチュエーションも。心配しなくても、教え子に手を出す教師なんて腐るくらい溢れてるぜ?」

「それはせいぜいが高校生とかでしょう。いえ、本当は少佐は小学生ではありませんが……あ、いやそういうことでもなく、俺がこんな年端もいかない子供に欲情するとでも?!それは人として終わってます!」

「すればいいよ。中身はいつもの僕なんだし。真木をその気にさせることなんて容易いけど、でも出来れば真木の意思で抱いて欲しいなぁ。君のその白衣姿、中々そそるし」

およそ子供らしくない単語を並べ立てて真木をからかう兵部は、言葉ほど軽薄ではなく、漆黒の瞳は情欲に濡れていた。
真木の視線の高さまで念動力で浮かび上がる。

「……誰か、人がきたら」
「鍵はかけたよ」
「子供のあなたに手を出すのはちょっと」
「気が引けるって?君は僕に嘘がつけるとでも?」

すっかりその気な癖に、と兵部はくすくすと笑いながら真木の額に手を翳す。

「み、透視ないでください……」
「ほら、時間なくなっちゃうぜ?チルドレンたちは今はマッスルの国語の授業中だけども、それもあと30分だ」
「……後悔しても知りませんからね」

真木は意を決すると一度ぎゅっと瞳を伏せた。
兵部を慎重に抱き上げ、お世辞にも寝心地がいいとは言えない保健室の堅い寝台の上に降ろした。硬く四角い枕に切りそろえられた黒髪が扇のようにふわりと広がる。真木も片膝をついてベッドに乗り上げ、導かれるまま柔らかそうな唇に触れる。

「やはり、子供の姿のあなたに無体なことは」
「僕の命令が聞けないっていうのかい?あーあ。いつからそんな反抗的な子になっちゃったんだろうねぇ」

大仰に溜息をついて見せると、真木も観念したように肩を落とした。

「あなたの命令にはどんなことでも従います。でも、こんなことは」

どんなに目を懲らそうとも真木の視覚を通して前頭葉が認識する兵部京介の姿は、11才ほどの子供の姿でしかない。

投げだされた細い手足、とりわけノースリーブのシャツから覗く白い腕は、真木が少しでも力を込めれば折れてしまいそうに細く、それでいて子供らしい柔らかな弾力がある。衣服の下に隠された滑らかな白い腹と薄い胸を想像してしまい、真木は罪悪感に頭を振った。

自制すればするほど、罪悪感は思わず手を伸ばして触れてしまいたくなりそうな誘因力に変わる。

「君のその、青くなったり朱くなったりする百面相も見てて飽きないけど、こっちのほうが余程正直だ」

兵部は脚を軽く上げ、乗り上げる真木の下腹部をつま先で突いた。
真木は否定することはしなかった。ただ頬を赤らめ首を振る。言葉で拒否する段階はとっくに通り過ぎてしまっていたのだ。

「……せめて、元の姿で」
「しょうがない子だね。そしたら僕を満足させてくれるのかい?」

兵部は真木の頭にぎゅうとしがみつくと、すぐさま姿を変えた。
ふわりと揺れて光を弾く美しい銀の髪に、真木は懐かしささえ覚えた。

「ん、っ」
「はっ……突然なんだな、おまえは」
「すみません……」

真木は貪るように桜色の唇に吸い付き、兵部をかき抱いた。
美しく老獪な養い親に煽るだけ煽られた情欲の前には、もはやタブーも、一切の躊躇も存在しなかった。
学ランのボタンを一つずつ外し、その下の禁欲的なシャツをはだけさせる。現れた白い肌に慎み深く触れると、兵部が真木の手を取って囁いた。

「ねえ、真木」
「なんでしょうか」
「僕に今は触れていい。好きなだけ、僕も真木に触れられていたい。真木を感じていたい。でも――」

兵部は真木の手をそっと自分の頬に押し当てた。真木は兵部のいう意味がわからず、頬にかかる銀の髪を手持ち無沙汰に指に搦める。

「でもそのあとは、『手出しは許さない』」

ひたり、と真木の指が止まる。

「愛しているよ真木。僕のお願い、聞いてくれるね?」
「それは命令ですか」

真木は指先から温度が零れ落ちていくのが自分でもわかった。
だいたい、意味がわからない。何に対して「手出しをするな」なのだろうか。
しかしそんな真木の焦燥とはうらはらに、兵部の声はいつになく優しかった。

「ううん、命令じゃない。お願いだよ。君にだからするんだ」

兵部は真木の腰に誘うように脚を絡ませて微笑んだ。
一度冷えてしまった指に温度は最後まで戻らなかったが、そんな頑なな心を溶かしてしまうほど兵部の吐息は暖かかった。

「納得は出来ませんが、承知いたしました。俺もあなたを」

――愛していますから。

そう答えることしか出来なかった。
あやふやな言葉よりも、他に伝える術は知らない。
腕の中の暖かい熱を閉じ込めるように、何度も何度もきつく抱きしめたのだった。

 

 

 子供の情景



――――

 


ねつ造妄想\(^o^)/

気になるのは、計画の全貌を真木さんでさえ詳しく知らされてなかったのにいつ「命令」されたのかということと、漫画からアニメで変わった少佐の葉に対する台詞、「誰がお前に任せるって言ったよ?」→「いやそれは言ってない」。「それは」ってことは他のことは言ったんじゃないかなっていうドリーム!

ちなみに葉が朱くなったのは笛で少佐と関節ちゅうだからです\(^o^)/わお乙女!
なんかひどいねつ造ですみません。

 子供の情景って聞いて一番に思いついたのが学校の風景だったので。
で、あとのお題は幹部と少佐ネタの予定です。

 

 お気に召したらぽちっといただけたら嬉しいです

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