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☆こちらは絶対可憐チルドレンの私設ファンサイトという名の妄想垂れ流し二次創作サイトです。 ★原作者・出版社・テレビ局・アニメ制作会社等とは一切無関係です。女性向け、腐った妄想垂れ流し注意。☆少佐と愉快な仲間達(幹部3人)を愛でるサイト。葉の可愛さにやられた。兵葉推進してますよ!妄想CP:真木×兵部、真木×葉、兵部×葉、葉×兵部、幹部と少佐を愛でたいです。葉受けが好きかもしれない。何あの可愛いツンデレ。
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うおおんもっと早くに更新するつもりだったのに寝落ちしましたましたすみません…!
大学始まって体力が…(´・ω・しょぼん


とゆーわけでサプリネタ葉っぱ祭り第一弾!
アイスべちょっとなってる葉くんです。
何から更新しようかなーと思ったら拍手で天の声が!ぴんちゃんさんありがとーなのですvv
vvらぶっ(*'ω'*)!!!

タイトルは「こちらのアイス温めますか?」でも「アイス、ホットでお願いします」でも可。
小ネタなんで短いよ!


「ホットアイス」

拍手[1回]


「びぇええええええええええん」


あ、またはじまった。
紅葉がとっさに空間固定でバリヤーを作り、「しろちゃん、あとよろしく」と雑誌から顔もあげずに呟いた。親に置き去りにされた頼りない子供のように、兵部に懐いていた葉が泣くのは理解出来るが、泣きたいのは真木も同じである。


(俺にどうしろと)
近頃はだいぶ力の加減を覚えたのか、余程のことが無い限り住まいを破壊されるまでには至らなかったが、放っておけば怪音波は収まるどころかエスカレートして人体にも建物にも甚大な被害を及ぼすだろう。
真木は溜息を一つつくと、兵部がいつもそうするように、戸棚からキャンディを取るため立ち上がった。

しかし、
(げ!買い忘れた!!!)
戸棚にキャンディのストックはなし。葉は相変わらずわんわん泣いている。
紅葉の「どーすんのよ」という目に見つめられ、真木はさすがに凍り付いた。
しかし、幸い妙案を思いついたのだった。


「ほらよ」
「………ん!」

しょうがないから、冷凍庫に入っていたミルクの棒アイスの袋をぺりりと破って葉の口に押し込んだのだった。(紅葉が自分のお小遣いでおやつ用に買っておいたものだったから、あとで紅葉には代わりに別のアイスを買ってやらねばならないが、とりあえず大事の前の小事というやつだ)。

 


「はぁーーーーー」
真木は葉をソファに座らせると、自分も隣に腰掛けて溜息をついた。

 

葉はちっちゃいから、こうやって深く背をうずめると足が床に届かない。
真木は膝に頬杖をつき、ぷらぷら揺れる足から視線を上にあげれば、

あむあむ。むぐむぐ。

と上機嫌で口に乱暴に押し込まれたアイスを頬張る末っ子が目に入った。

 

これだけでぴたりと泣き止むののだからお気楽というか幸せだよなぁ、と真木は内心で苦笑し、柔らかに飛び跳ねる赤毛をくしゃくしゃとかき撫ぜた。

 

この子が泣かなければ騒音も破壊もない、という物理的な平穏のみならず、葉が笑っていると、なぜだか全て許せてしまう気持ちになる。兵部に拾われるまで酷い暮らしをして来た自分たちとは違って、拾われた時にもまだ幼なかった葉は、比較的世の中の汚い部分を知らずにすんでいるからかもしれないと真木はぼんやりと思った。

 

「うまいか?」
「んーーーつめたいーーー」

足をぷらぷらと揺らして熱心にミルクアイスを舐めている葉をちらりと見た。

(ん、舐めてる?)

「おまえ、なんで食わないんだよ?!」
「へ?」

葉はキャンディーと同じく棒アイスもかじらずにただ舐めている。
冷房がかかっているとはいえ、常温で一度表面が溶け始めたアイスは雪崩のようにぼろぼろと崩落をはじめた。


というかコイツには舐める以外の選択肢がないのか?!
思わず脱力すらしたが葉は相変わらずむぐむぐと舐めているだけだった。

 

「あーあー、こんなに口の周りまでベトベトにして」
「うぇええ。べとべとやだぁーーー」
「やだって…おまえ自分でやったんだろ…」


炭素で変形させた髪の手で、テーブルのティッシュを引き寄せて白く汚れた口元にあてがう。
水を嫌がる子猫のようにぷるぷると首をふって嫌がる葉のべとべとの顔を拭う。
その間も葉はアイスを離しはしなかった。

 

「おい葉、……これどうするんだ」
溶けた白い練乳が薄い木の棒を伝い濡らし、仕方なく受け取ったアイスを持つ自分の肘まで垂れてくるのを眉間にきつく皺を寄せて見下ろす。苦味の交じった兄の声に、葉はようやくぽやんとした瞳をあげた。

 

「しろー、ごめんね」
小さな唇からちろりと伸ばされる小さな舌。
アイスの棒をつまむ、ベトベトと白く汚れた指にくちゅりと暖かい感触が伝わり、真木は思わず指を引いた。


「よ、葉?!」
「んくっ……だってもったいないじゃん」
「もったいないって思うなら溶ける前に食っとけ!」
「えー」

 

ぴちゃぴちゃと猫がミルクを舐めるように熱心に指をしゃぶられ、真木は腰のあたりに何かぞくりと這う熱を感じて真木はかっと頬を染めた。

(今一瞬自分は何を考えた?!うああああ許してください少佐ぁあ!)

「どしたの、しろー。変なかおーーーー」

葉はぷっと頬をふくらませ、残っているアイスをまとめて頬張る。
今度はしゃりしゃりと涼しげな音。


幸せそうにへにゃりと笑う末っ子の顔を見ていると、自分も欲しくなってしまう。
真木はやれやれ、と溜息をつくと、おでこを葉にこつんとぶつけ、、ぱちくりと目を瞬かせる零れ落ちそうなほど大きな瞳をのぞきこんだ。



「俺にも一口くれるか?」
「やー。しろーにはあげなーーい」

葉はぷいっと顔をそらしもぐもぐとアイスを食べている。
真木は、「じゃあ仕方ないな」と可愛くってわがままで自由奔放な弟の髪をくしゃりと撫でて額にちゅっとキスをすると、紅葉の分と自分の分のアイスを買いに出かけることにしたのだった。

 

 「ホットアイス」

――――――

店員 「こちらの商品は温めますか?」
真木「はいお願いします」(キリッ
紅葉「え、しろーちゃん何言ってんの?!」

 


真木さんも少佐も7才のショタっこに手を出すとは考えにくいのでほのぼのに。
でもそれとは別軸でこのけしからん可愛さの7才葉っぱをなんとかしたいです(今週の抱負)。

 

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