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☆こちらは絶対可憐チルドレンの私設ファンサイトという名の妄想垂れ流し二次創作サイトです。 ★原作者・出版社・テレビ局・アニメ制作会社等とは一切無関係です。女性向け、腐った妄想垂れ流し注意。☆少佐と愉快な仲間達(幹部3人)を愛でるサイト。葉の可愛さにやられた。兵葉推進してますよ!妄想CP:真木×兵部、真木×葉、兵部×葉、葉×兵部、幹部と少佐を愛でたいです。葉受けが好きかもしれない。何あの可愛いツンデレ。
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春コミに持ってく本のサンプルページ。
表紙画像とその他の本の告知はまた別記事で。
さわりだけのっけときます。タイトルは、三角関係なトライアングルとかけてみました。

兵部がサディスティックで葉がエロくて真木さんがとばっちりで可哀想です。
真木×兵部で 真木×葉です。一応R18 続きはオフで



トライギャンブル

拍手[2回]


「ねーねー、」
「んー? なんだい、葉」

ソファに寝転び、アイドルのグラビア雑誌をぺらりとめくる葉が顔をあげずに兵部を呼ぶ。
最初は、独り言かもしれないと兵部は思ったが、この部屋には自分たちしかいないので多分この気の抜けた呼びかけは自分へのものにちがいない。ふぁ、と小さく欠伸をして眠たそうに返事をした。

それもそのはず、壁の鳩時計はもうすぐで十二時になることを示していた。

「少佐ってさ、どんな風に真木さんに抱かれるの?」

興味津々、という無邪気な視線がグラビアページからすぃと滑って向かいのソファで同じように猫のように足を伸ばして寝転んでいた兵部に向かう。

「……なんだよ。いきなり」

兵部はクッションを抱えたまま呆れたようにがばりと起き上がる。眠気はとうに去っていた。葉もつられて身を起こす。ただでさえふわふわの髪が寝癖で好き勝手に揺れている。

「だって知らないもん。いつも少佐ばっかが俺を好きにすんじゃん。たまには俺だって、少佐のエロい顔やあんあん言ってるとこ見てみたい。ほら、これ」

葉は兵部の目の前にぱっと雑誌のページを広げた。布の少ない衣服を身につけ足を開いた女性が大写しになって兵部は呆れたように肩を落とした。

「いずれにせよ、その例えは根本的に間違ってると思うよ。どこで育て方間違えちゃったんだか」

子供はもう寝ろと言いかけた時、ソファの間のテーブルを飛び越えて葉が兵部の上にふわりと飛ぶ。どん、と腹の上に跨って両腕を伸ばして抱きつく、人一倍甘えんぼうな養い子を兵部は跳ねのけることはしなかった。

しょうがないな、とその柔らかい髪の感触を楽しむように指を絡ませる。いつも以上に甘えたがりの子供は、こうしていると落ち着くのだ。兵部はいつになく穏やかな気持ちで葉を抱き寄せた。

「じゃあ今日は俺が上ってことでいい?」
「……なぜそうなる」

ただしそれは、そんな無茶苦茶な提案をされるまでのことである。

「だって真木さんにはさせてんだろ。俺だって少佐のこと好きだもん」
「もちろん僕も葉のこと大好きだよ?」

敵は、にっこり笑ってごまかされる程には子供ではないらしい。
じーっと大きな瞳で見つめられ、兵部は、まいったなと呟いた。別に性的優位にこだわるわけではないが(なにせ葉の指摘どおり真木に対しては女役のほうをしているのだ)、葉に自分のあられのない姿を見られたくはなかった。

では、真木なら良いのかと問われれば、それも首を捻ることになる。彼の年以上に大人びた(というようりオヤジ的ですらある)容姿についうっかり身を任せてしまうのは度し難い不可抗力である。

とはいえどちらも、どれだけ成長し自分の見かけの年齢を追い越そうとも、幼い頃から自身の手で育てた大切な子供達なのだ。

愛情に優劣はもちろんなく、あるとすれば、兵部を「ダチ」と言い切る葉の、子供らしい目線と自分を同じにしてしまう兵部の大人げなさである。

「よしじゃあ、こうしよう」
「また何か悪巧みしてる目だ!」

ひゅ、と兵部が空中を手の平で撫でる仕草をする。と、途端に空間の歪みから黒いスーツの男が現れた。

「やあいいところに」
「少佐、家の中ではせめて普通に呼んでくださいって何度も」
「あ、真木さん?」

自室で調べ物をしていたのか片手には分厚い理工書を持ったままである。
そんな真木の視界に飛び込んできたのは、組織のボスである兵部と、彼をソファに押し倒してへばりつく葉。

兵部に聞いても恐らく素直に答えてくれないので、「何のつもりだ」と葉を睨むと、葉も「さぁ?」と首を振る。
ただしそれは「なぜ真木を呼んだか」に対する返事であり、今葉が兵部を押し倒してる理由は、

「あ、そうそう。少佐のエロい顔見せて、って話してたとこだった」
「違う、真木がどうやって僕を抱くかって話だろ。そんなわけで真木、見せてやって」

二人の言い分は両方とも真木にとっては偏頭痛しか生み出さない。おまけに、最後に兵部が言った言葉は真っ当な神経で口にしたとは思えない。でなければ真木の聞き間違いだ。

「はぁ? 少佐を? ここでしろと?」

目を白黒させて後ずさる真木を、兵部は笑って一蹴した。

「バカ、違うよ。葉を抱いてあげてって言ってるの。僕はここで見てるから」
「趣旨変わってんじゃねーか!」
「どちらにせよやりませんからね?!」
「真木、葉」

兵部は自分の上に座る葉の髪をあやすように撫でながら、真木には視線だけをゆっくりと送る。

「僕の言うこと、聞けない?」
「いくら少佐のご命令でも」
「ごめん無理!」

最速で息のあったレスポンスが返った。とはいえ兵部もそのくらいでは引き下がらない。
興味のないことはとことんどうでもいいが、一度やると決めたら梃子でも譲れなかった。




――――


続きはコピー本で。
とはいえ別ジャンルスペだし多分誰も人来ないんじゃないか\(^o^)/
せっかくなのでご要望あればそのうちこちらにも最後まで全UPしたいと思います


 

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トライギャンブル、続きがとても気になりました!!
もしお時間あれば、サイトの方にupして頂きたいです。
NONAME 2009/04/24(Fri)16:10:43 編集
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☆管理人:ふーた
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