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今週の普通の人々があまりにテンプレ鬼畜モブなチンピラ的に頑張ってくれてたのでつい、書いてしまいました。レベル7だって無効化出来るんだから葉なんてヘソで茶が沸かせるよね!みたいな妄想です。
注意書き
前後説明一切なしでいきなり葉がとっつかまってます。
猟奇グロはありませんが、暴力表現全開で葉がものすごく酷い目にあってます。
見ていて胸糞悪くなるような展開です。
とか色々書いたけどそんなに長くないし一応、描写を淡々とサラっサクっと軽めの書き方にしたつもりです。
それでもよろしければどうぞ!
剥き出しの鉄筋とくずれかけたコンクリートが建設途中で放置された湾岸の廃ビル。
さして珍しい光景でもないが、その中で行われているのは「普通」ではなかった。
「ラッキーだったな!偶然パンドラの高超度エスパーと鉢合わせ。それも単独」
「じゃあこいつは殺るってことでいいのか?」
「ったりめーっしょ。怪物は退治しなきゃな。俺等感謝されるかもなー」
「ギャハハ、そりゃそーだ!」
藤浦葉は自分を取り囲む4人の男達を睨み付けた。
反エスパー団体、普通の人々。
葉の眉間につきつけられたのはたかだが「普通の」拳銃だが、ESP錠とECMで超能力の一切を無効化されている今、葉の息の根を止めるに人差し指にほんの少し力を入れ、引き金を引くだけで充分だった。
「……殺すぞてめぇら」
何度目かもわからない悪態をつく。
腹をしたたかに殴られ、引きずられ擦り切れた頬は血を流して、無理矢理ねじ上げられ背中で括られた腕は恐らく折れている。肩で支えるようにして埃臭い壁を背にしっかりと体を起こしているのも意地だけで成り立っているようなものだ。荒く息をついて、半眼で睨み付ける。しかし、
「何言っちゃってんの?殺されるのはおまえ。オーケー?」
ぐ、っと銃口で顎の下を小突かれ上向かされた。
「早くやっちゃいましょーよ」
「このガキ、ただで殺すだけじゃすまさねぇ」
――ガシッ
葉の振動波で腕を斬りつけられた大男が葉の頭を蹴り飛ばした。ゴン、と嫌な音を立てて葉の体が倒れ込む。目を瞑って衝撃に耐えるこめかみをさらに靴のかかとで踏みつけた。
「んーじゃあさ、公開処刑っつーか見せしめとかどうよ?エスパーのスナッフビデオ。裏で高く売れるんじゃね?」
頭を踏みつけられたまま睨み付ける葉などおかまいなしに、虫の手足をひねり千切るような子供じみた残虐さを見せて顔に傷のある一番軽薄そうな男が言った。
――――
エスパーへの見せしめというスナッフフィルムを撮るつもりで回されただろうカメラは、いつの間にか当初の趣旨と多少ずれた様相を映し始めていた。怪物への畏怖と劣等感の裏返し、そして完全に生殺与奪を握ったという全能感が、彼らを奇妙な方向へ高揚させたのだった。
4人の男は、一人が肩を上方から押さえつけ、もう1人が足を押さえつけ、あとの2人はニヤニヤ下卑た笑いを浮かべながらカメラを回していた。
「本当に良くできた面してやがる」
「離せ…この、ッ…!!」
「暴れると怪我しちゃうよ-?」
シャツを剥ぎ取られ、しかし後ろ手に手錠を掛けられているため全ては脱げきらず、腕の途中にひっかかる。無遠慮にまさぐる手も見知らぬ男の顔も、周りではやし立てる声も、葉には全てが不快だった。
「つかマジで男ヤんの?」
カメラを回している男が楽しそうにうそぶいた。
葉は銃口の代わりに、丸い無機質なレンズを向けられ、今にも吐きそうな顔をして眉を顰めた。
手も足も出なく、睨みつけるくらいしか抵抗は出来ないが、「撮られている」と意識するとそれも躊躇われた。ビデオカメラを通り越し、構える男を睨み付けた。
「へぇ、イイ顔。ぞくぞくしちゃうね」
「てめぇら、こんなことしてただですむと思ってんのかよ」
「今から殺されるあんたが気にすることじゃねえよ」
肌を乱暴に這い回る腕に吐き気を堪えながら睨み付ける。葉は唇を噛んだ。
殺される、という実感よりも屈辱による怒りの方がはるかに強かった。
嵐が体の上を通り過ぎるように、体をもみくちゃにされる。あっちこっちに揺さぶられ頭を打ち付け、気付いたら下履きを降ろされて下腹部と性器が露わにされていた。
「この……っ!何しやがるこのド変態!男ヤるとか正気かよ」
「男も女も関係ねぇよ。怪物よりノーマルの方が偉いって体に教えこんでやる」
カッと瞼の裏が熱くなった、と思ったらそれは気のせいではなく頬を殴られたからだと気付いた。じわじわと鈍く侵食する痛み。もう身体中の全てが痛い。それでも葉は抵抗をやめず、並び立てた罵詈雑言は、コンクリートの壁に思った以上にわんわんと大きく反響する。
「ちょ、うるせー。誰か口塞ぐもん持ってない?」
「じゃこれどーぞ」
カメラを回す隣に立っていた男が、どこから持ってきたのか粘着性のガムテープを取り出した。
ベリベリと布のテープを剥がして千切る音がする。
「ん、ん――…っ!」
乱暴に口を塞がれ、葉は息苦しさに目を瞑った。
「あー。これじゃ殺す前に死んじゃうんじゃね?」
「ま、そんときゃそん時で」
「ったく手間かけさすんじゃねーよ」
仰向けにさせられたまま四肢を押さえつけれる。脚の間に入った男に太腿を担ぎ上げられ、乱暴に歯形をつけられた。怪物を組み敷いているという興奮からか、男のモノは既に臨戦態勢である。陵辱するだけ、力で踏みにじることだけが目的の行為に本来挿入を助けるための前戯などあるはずもなく、慣らしもしない排泄器官に牡を突き立てた。
「、ひ………ぐ……かは――――っっ」
「あー可哀想に、白目むいちゃって」
「おいおい、そんな力いれんなよ。こっちもいてーっての」」
内臓を押し出されるような圧迫に息も出来ない。
体をばらばらに引き裂かれるような痛みに脂汗を浮かせる葉に貫く男は身勝手なことを言う。
「ふ、っ……はっ……」
口を完全に塞がれ、鼻でしか出来ない呼吸は頼りなく、酸素不足に早くも意識が朦朧とする。
その時、痛みが焼けそうな熱に代わり、内部が切れて血を流したことを知った。
「お、急に動きやすくなった」
血が潤滑油代わりになり、ぬるぬると熱をもって滑りはじめる。
圧迫感は薄れたが、傷口を嬲られることには変わらない。どうにかなりそうな痛みに、幾度も嘔吐がこみあげる。
「おい、カメラ貸せ」
葉を犯していた男が片手をあげ、撮影していた男からカメラを受け取った。
その言葉に葉は消えかけていた意識を浮上させ朦朧としたまま焦点の定まらない瞳で男を見上げた。
踏みにじられ靴の泥で汚れた柔らかい癖毛から、虚ろな濁った瞳、揺さぶられる白い肢体、今まさに繋がっている血と白濁がまじった結合部を、舐めるようにカメラのレンズが移動した。
律動により幾度もフレームがぶれているはずだが、力なく揺さぶられる被写体はしっかり収まっている。
「おら、もっと締めろよ」
「早く次交替しろって」
壊れた笛のように、あるいは手負いの獣のように、フー…、フーッとガムテ-プ越しに荒い息づかいが聞こえる。
半分閉じたような光をうつさない濁った目の端からは生理的な涙が止まらずに流れ伝っている。
「あー。でもちょっとこいつやばくない?」
「怪物〈エスパー〉だしこんくらい平気さ」
「おーい、聞こえてますかー?」
「気持ち良すぎてとんじゃってるんじゃね」
男達は最初の殺すという目的自体を見失っているようだった。
半分気を失いかけている葉の頬を乱暴にはたいたり首を絞めたりして覚醒を促し、目が覚めるとまた意識を飛ばすまで繰り返し陵辱を続けるのだった。
入れ替わり立ち替わり幾度も放たれた中が、血と男達の精液と混じり合ってぐちょぐちょと卑猥な音を響かせた。孔におさまりきらなかった残滓がこぽこぽと零れ足を濡らす。
しかし、馬鹿げた狂宴は突如終わりを迎えた。
唐突な静けさが訪れる。男の手から離れたカメラが床に転がった。血しぶきはたった今まで代わる代わる葉を犯していた4人分の死体からあがっていた。顔にかかる生温い血しぶきと嫌な鉄の匂いと、口のガムテープを剥がされる皮膚の痛みに、瞬きを一つして葉はゆるりと瞳を開いた。
――――
男達を殺した人物が、葉を優しい手つきで抱き起こす。
彼は葉に何かを囁き、葉は目の前の人物に虚ろな瞳を見開いたまま、ガクガクと首を振り、一言二言、途切れがちな言葉を返した。葉を抱き起こした人物はまた何事か耳元で囁き、葉は戸惑いながらも微かに瞳に光を取り戻した。張り詰めていた緊張を解くようにぐったりと力を抜いて体を預けた。
カメラの映像はそこで途切れている。
――――
とゆーわけで普通の人々×葉でした!最後に助けに来たのは兵部さんでも真木さんでも、あ、賢木先生でも!先週今週の先生はめっちゃかっこよくて素敵でした。
自重リミッター外してしまいましたが
お気に召したらぽちっといただけたら嬉しいですv