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今週の本編が萌えすぎて切なすぎて、まだ消化しきれてないってゆーか少佐ぁああああ!ってまだ色んな思いがぐるんぐるんしてるよ!胃もたれしそうなほど萌えた!!!
そんなわけでなんか色々心変わりして静かに何かを決意しているようなでもまだ戸惑ってるような兵部さんから妄想。あとあの桃太郎に餌やってるシーンが可愛すぎた^^^^^^
短いですがそれでもよければどーぞー
サイレンス
「真木」
兵部は彼の名前を呼んだ。
真木は、船の天辺にしつらえたサンルームで日向ぼっこをする兵部のために冷たい飲みものを作っていたのだが、呼ばれると体ごとふりかえった。気持ちよさそうに目を細め安楽椅子のクッションに深く背を預けている兵部が目に入る。真木ははっと息を呑んだ。
暖かな陽光に梳られた銀色の髪が光の粒子になって淡くとけている。
そのまま光に飲み込まれ、消えてしまいそうに見えた。
「どうしたの、ぼーっとしちゃって」
兵部は真木の視線に気付き首を揺らめかせた。そして、喉が渇いた、と真木を呼んだ本来の目的を告げて手を伸ばした。真木は言われるままグラスを差しだした。まだ面食らったまま、兵部を呆然と眺めている。見ているうちに、透明のレモネードは炭酸の泡が溶ける軽やかな音と共に一気にグラス半分ほどになった。兵部の白い曲線を描く喉がごくりと鳴って、彼は再び深く背もたれに頭を預ける。
「……幸せってこーゆーのを言うのかなぁ」
兵部は唐突に呟いた。
「天気も良くて、波も穏やか。ちょうどここからは下のデッキで子供達が遊んでるのがよく見えるね。それにぽかぽかあったかくて、お腹はいっぱいだし、…ああ、気持ち良すぎてちょっと眠くなってきたかな」
ふぁ、と猫のようにあくびをして目を細める。
「寝てもいい?」
真木は、なぜ自分に聞くのだろうと思いながら頷き、兵部にタオルケットをかけた。
今は暖かいが、あと1時間もすれば日がかげる。秋の夕暮れは早いのだ。
天井いっぱいに広がるガラス窓は光を屈折させて、太陽の恵みそのものを視認できる帯にさせて明るい部屋を満たしていく。真木は、「眩しい」と身を捩った兵部の膝からすべり落ちた薄手のタオルケットを拾い上げ、兵部にかけなおした。兵部は、真木を見上げて微笑んだ。
「今となりにいるおまえの存在も、僕の幸福に一役買ってるのは間違いないね」
真木は咄嗟に何を言われたかわからず、顔を強張らせた。そして一拍おいて、頬がカアアと朱くそまる。
ぶんぶんと頭をふって再び兵部を見返すと、兵部の表情はいつになく真剣味をおび、微動だにせず真木を見上げていた。そうしていると、人形めいた美しい相貌はますます純度が際だつ。
触れたら壊れる硝子のように。
真木は気付くと兵部に手を伸ばしていた。
腰を少し屈めて、兵部の頬に指を滑らせる。白く形の良いあごの下まで降りた指で、そうしやすいように掬いあげ、兵部の顔を上向けさせた。
「ん……」
漆黒の瞳を彩る塗れた睫毛がふるりと揺れる。
兵部は目を瞑った。
「ふぁ…………」
長い時間をかけて真木は兵部の淡い唇を少しずつ開かせ、塗れた舌を絡め取る。
受け容れやすいように角度を変え、どちらのものともつかなくなるまで混じり合った唾液が、唇の端から零れていく。甘いシロップとレモンの香りがふわりと漂う。
「ぁ……ん、んんんっっ」
最期には貪るように口付けてしまう。押しつけられた兵部の頭が背もたれのあるべき位置からだいぶさがった時には、さすがに抗議を込めて真木を睨んだ。が、まだ息があがる唇をついて出た言葉は、拗ねてみせたような甘い声だった。
「はぁっ……おまえのスイッチの入りどころがわからない。真っ昼間だし、こんな、誰から見られるかわからないところで。そういうのは真木が一番嫌うことじゃんか」
もっともらしい非難は、そんなに頬を赤らめていうならばただの照れ隠しにしか聞こえない。
血の通わない人形のようだった肌は、今やほんのりと上気していた。
どうして真木が今この瞬間に兵部を求めるのか。
兵部がわからないはずがない。
真木は苦笑すると、兵部に言い訳の暇を与えないように今度は乱暴にその細い体をかき抱いた。
サイレンス
――――――
真木さん一言もしゃべってません^^。
今週の、窓越しにテレパシーで少佐が一方的に語りかけてるシーンを真木兵でやってみたかったのでこうなった。真木さんは何もしゃべってないけど、きっと兵部さんのテレパシーで水面下で会話にはなってる感じで。
わかりづらくてすみません。
「理想だったのに、なんでだろうね」なんてあんな切ない台詞いう少佐が今にも消えそうで儚くて泣きそうなのでこんな感じになりました。サーセン
あとで当初の予定どおりヤンデレ真木兵もってきます!
お気に召したらぽちっといただけたら嬉しいですv