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15巻の最後を見て、紅葉と真木さんは葉を甘やかしなれてると思った^^^
葉があまちゃんというか、甘えん坊で言いたいほうだい出来るのは紅葉ねーさんと真木にいさんが小さいころから可愛がってたからな。末っ子っぽい葉がかわいい。
一個前の続きです。
バベルのチルドレンたちみたいにこの3人も昔は一緒に並んで寝てたらいいなーって思った妄想です。
――――
「一緒に寝るの久しぶりだね」
一つの布団に、枕は二つ。
ほんのちょっとだけ、素直に感情を口に出せるあの子が羨ましいと思った。
ロスト
「少佐に頼まれたから」というわけではないが、真木と紅葉にとっても、兵部がいたあのころを思い出すように3人で他愛もないことを話しをしたい、と感傷的になるのも今夜ばかりは不思議でなかった。
3人でトランプ遊びをして夜も更けた頃(勝敗は紅葉の一人勝ちだった)、紅葉は隣室にあくびをしながら戻っていった。
「昔みたいにさ、3人でねようよー。なんであんたと二人-?」
「俺はいいが、紅葉は無理だな」
「なんでー、どうしてさー」
葉は、ぼふっと枕に頭を埋めるように俯せになる。色素の薄い髪が、白い清潔な枕カバーにふわりと零れた。
「大人は男女で一緒に寝ないものなんだ」
真木は真面目な顔で言い聞かせる。葉のとろんとした眠そうな目に見上げられると、昔に戻ったような気がした。
「ふーん。わかった」
「わかったならもう寝ろ」
壁の方に寝返りを打った真木の背に、葉が抱きつく。
「じゃ、昔みたいにおやすみのちゅーして」
「し・ま・せ・ん」
何を言うんだ、と心の中で舌打ちをし、振り向かずに語気を強めた。
「ちぇーつまんなーい」
確かに昔はよくしていた。していたけど。
「だいたい、おまえ早く大人になりたいんじゃなかったのか?」
「あたりまえだろ!」
つい今まで憚らずに甘えていたというのに、この話題を出されると意地を張るのがおかしい。
(そのうち、子供ではいられなくなるのに)
(あっというまに少佐を追い越して自分たちはどんどん年をとってしまうというのに)
葉の何も知らない無邪気さが羨ましくもあり、憎くもある。
ちょっとだけ、からかってやろうと思った。
「……葉」
「ん、なに真木さ……」
なんでそんな行動を取ってしまったか、きっと後になってもその正確な理由は思い出せないだろう。
手首を掴み俯せになっていた葉を仰向かせ、覆い被さるようにして唇を奪う。苦しくて息継ぎをしようとしたのか、軽く唇が開いたすきに舌を押しこんだ。
「う、わ……なにす……!」
「なにって、おやすみのキス。してほしかったんだろ?」
「いや、これ違うだろ絶対……」
「へぇ、違うってわかるのか?ガキのくせに」
「って、どいてよ、早く!」
押さえてた手を離し、頬を赤らめ涙を浮かべ睨み付ける葉の頭を撫でる。
「これに懲りたら、もうバカなこと言うのはやめるんだな」
懲りたのも、バカなことをしたのも自分だけれど。
「ねぇ、今の。少佐にもしていい?」
「だめだ。おまえなんてあのロリコンに、いとも簡単に喰われるぞ」
「く、くわ……?」
真木を見つめる葉の瞳が揺れ、眉をひそめ首をかしげた。茶色の髪が枕の上でさらりと揺れる。
「……こういうことだ」
「……痛てっ」
ピン、と人差し指でおでこを弾く。
「なにすんだよ!」
「とにかく、少佐にはやるなよ。約束だ」
「じゃー真木さんも俺にすんなよー」
「するかバカ」
とはいえこの決意は、次の日にはあっさりと破られるのだった。
――――
(そして紅葉ねーさんに怒られる。)
(『真木ちゃんあんた何してるのよ?!』)
子供葉の口調が定まらない\(^o^)/
というかコミック15巻までしか読んでないので、真木→紅葉、葉→紅葉をなんて呼んでるかがわからない\(^o^)/誰かおせーてーー