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☆こちらは絶対可憐チルドレンの私設ファンサイトという名の妄想垂れ流し二次創作サイトです。 ★原作者・出版社・テレビ局・アニメ制作会社等とは一切無関係です。女性向け、腐った妄想垂れ流し注意。☆少佐と愉快な仲間達(幹部3人)を愛でるサイト。葉の可愛さにやられた。兵葉推進してますよ!妄想CP:真木×兵部、真木×葉、兵部×葉、葉×兵部、幹部と少佐を愛でたいです。葉受けが好きかもしれない。何あの可愛いツンデレ。
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9月兵部おじーちゃん敬老祭り第1弾!!
夏の間にやりわすれてたネタをスライディング。もう秋ですね


兵部さんは暇になると真木さんを誘惑すると信じてる(`・ω・´)


残暑お見舞い
申し上げます。

拍手[0回]



「真木……僕もう、我慢出来な、…い」
熱っぽく見つめる瞳。

「あつい…」
仄かに色づいたぬけるような白い膚。

「頼む、もうだめ、ほんとにもういれて…」
微かに震えてねだる甘い声。


そう描写すれば間違いなく誘因力のある魅惑的な姿なのだが、如何せん、状況が許さない。
俺の手の中には冷房のリモコン。冷房にあたりすぎて体をこわした少佐は退屈だなんだと文句を言いつつ一応は大人しくベッドで休んでいてくれたのだが、気付いたら同じくベッドの縁に腰掛けた俺に覆い被さるように四つんばいの姿勢で身を乗り出している。暑い、とはだけた白いシャツの襟元から、ヘソまで覗く眺めに目を逸らす。ほんのり上気した薄く色づき汗ばんだ肌それだけだって目に悪いのに。

「エアコン入れろよ。暑すぎてもう一分だって耐えられないんだけど」
「だめったらだめです。ちっとも反省してませんね?!」
「けち」

猫のように手足をついてにじり寄り、俺の胸に頭を預けくったりと凭れる少佐は、俺が誘惑にひっかからないと見るや子供のように頬を膨らませた。


「僕がこんなに頼んでるのに入れてくれないんだなっ!?」
「あなたの健康のためですよ、少佐」


少佐はぶすっとむくれて、上目使いに見上げるように俺の喉元を指先で突いた。うっ、と目を逸らすと、少佐は意地の悪い笑みを浮かべて俺の頭を無理矢理少佐のほうに向けさせた。グギギ、と首がなる。ムチウチになったらどうしてくれる。だいたい、少佐の言うところの「こんなに」というのは、正直見ていて耐えられるものじゃないのだ。「あつい、いれて」としなを作るのぼせた誘惑はどうしたって夜の閨事を連想させる。


「そーかそーか。君は僕がこうして汗まみれになってるほうが好きだって言うんだな。このムッツリめ」
「んなわけないでしょう!」
「ていうかむしろプレイっぽい?!真木ってばやーらしーんだー」
「聞いてくださいよ人の話!だいたいプレイってなんですか何の遊びですか」
「焦らしプレイかつ放置プレイ」
「わかりました、暇なんですね」
「うん」


だいたい、少佐は暑いというが、一応この部屋は適温に保たれているのだ。
ブラインドの窓からはさわやかな夜風が吹き抜けているし天井のファンも回っている。おまけに消音扇風機も動いている。もしもここが海上ではなく地上なら、きっと気の早いコオロギや鈴虫の音が楽しめるところだろう。そんなさわやかな夜だ。


「それに今夜は全国的に涼しいですよ。ほら、俺だってスーツでしょう?」
「それはいつものことじゃん」
「……とにかく、暑いのは熱のせいです。これで冷房入れたらどんなことになるか。扇風機で我慢してください」


近頃は薬の量も増えているし一番危機を自覚しているのは少佐自身だ。口では何だと文句を言いながらも、こちらが氷枕を用意し、タオルケットをかけるとようやく大人しく床についてくれた。全く本当に手のかかる子供みたいだ。氷枕に扇のように流れる銀色の髪からかすかに覗く白いうなじに一瞬目を奪われ、はだけたシャツの襟を丁寧にとめなおした。そうでなければ、うっかり伸ばしてしまった手の行き場を誤魔化すことは出来なかっただろう。少佐はそれで誤魔化されてくれたかはわからないが、自分の首もとにある俺の指をぼんやりと見下ろし、何も言わずに枕に深く頭を預け直した。体の緊張をほぐして本格的に寝る体勢に入ったように見える。

「真木」
「はい、なんでしょう」
「汗べとべとで気持ち悪い。体拭いて」


部屋を出て行こうとした俺を引き留めたのはまたしても少佐の気紛れだった。


「そのくらいはしてくれるだろう?」
「そんな意地の悪い言い方しなくたって。今用意しますから少々お待ちを」
「あとプリン」

ここ数日夏ばて気味で食欲のない少佐につくった冷菓子のバリエーションが着々と増えている。どっかの眼鏡の主夫でもでないのに、と思わないこともないが少佐が手作りの菓子を気に入ってくれたのは嬉しい。まだ冷蔵庫に残っていただろうか。


「ぷっちん、ってするやつ」


ああはいはいコンビニね。行けばいいんでしょう行ってきます。
数ある空間ホールの中でも一番コンビニに近いのはどこだろうかと部屋を出て行く俺の背をサイコキネシスの手が撫でる。

「早く帰ってこいよー。体拭いてもらって、そのあと一緒に寝るんだから」

振り返ると、少佐は「具合悪いからおまえの相手は出来ないけどね」といやに機嫌よくこちらを見ている。
それはあれですか、先ほどおっしゃられた放置プレイの一貫ですか、ていうか俺が不調のあなたに手を出すとでも思うんですか。そう返せば、「おまえが僕のために我慢してくれてる顔見るの好き」と笑う。

「好き」。
の部分だけ聞こえたことにして、プリンを買いに飛び立った。



残暑お見舞い
申し上げます。


 

――――――



とゆーわけで今月は兵部さんを愛でます(・∀・)
木金土日で留守にしますが、そのあいだも出来たら予約更新おいておけたらいいな(野望)



お気に召したらぽちっといただけたら嬉しいですv


 

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